伝説的少女漫画『NANA』について語る②
「オカンがな、好きな少女漫画の名前を忘れたらしいねん」
「どんな特徴か教えてみてよ」
「同い年の同じ名前の女の子が同じ日に同じ新幹線で上京して同じ家で暮らす話やねんて」
「でもな、ちょっと分からへんのよな」
「なにが分からへんのよ?」
「俺もNANAやと思ってんけどな、オカンが言うにはな、登場人物が全員ごくふつうのキャラらしいねん」
「ほなNANAとちゃうやないかい!NANAには常人なんて一匹たりとも出てこないからね!かろうじて淳ちゃんの存在でバランスを保ってるけど、基本的にあの世界には貞操観念とか倫理感とかいう言葉が欠けてるんやから!!!」
NANAに出てくるメンズってズブ沼キャラが多いよね。
ということでズブ沼ホストクラブをつくってみました。いらっしゃぁせ〜ぃ↑↑
●タクミ
不動の一位という称号を経て代表取締役に。経営の能力に長けているためプレイヤーをあがるのは早い。ゴリゴリの同棲本営。たまに暴力。モラハラ洗脳により女は毎日奴隷のように金をつくる。無理やり犯しながら「お前は俺の機嫌だけ取ってりゃいーから」とか言う。従業員にも厳しく理不尽に暴力を振るうが、歌舞伎町の住人は頭が悪いのでそれをカッコいいと思っている。有名女社長の客には優しい。
●レン
勤怠がゴミ。女の家に転がり込んで女の金で暮らす。「私はあんたのお母さんじゃない!」とか言って振られて寮に戻るけど、ちょっと復帰すればすぐに金蔓が見つかる。生活力のないアピールをして母性をくすぐるタイプ。でも性欲は強い。夜は別人。首とか締めてくる。しっかり者の長女はそのギャップにやられてズブ沼にハマる。NANA界きってのズブ沼王。
●ノブ
売れっ子ホストの客に気に入られがちな、優しくて寄り添うタイプのヘルプ。酒は弱いが担当の悪口を黙って聞いてくれるところが好評を博し、イベントのオリシャンはラストオーダー直前でギリ捌ける。自分の客にもあまり無理を強いることが出来ず、売上は伸びない。ていうかすぐガチ恋して仕事辞めようとする。でもホストという肩書きを失った彼に魅力はなく、あっさり振られてしまう。
●シン
同じ店の従業員とはあまり群れないマイペースな営業。枕営業を隠さない、悪びれない、なんなら卓で手マンまでする。自分の手元に入る金にしか興味がないので、需要さえあればすぐ裏引き要員にまわす。そのためナンバー下位だけど結構金持ち。ホスラブにめちゃめちゃ悪口書かれてる。
●ヤス
常連客から熱い人気を誇る内勤。スキンヘッドにサングラスという風貌から、たまにネタで初回指名をもらう。基本枕はしないが、運良くセックスできるとその瞬間堕ちる。かっこよすぎて無理。終了。昔プレイヤーをやっていた時に一本釣り極太エースだった詩音という女と今でも繋がっている。女に金は使わせない代わりに、貢がれ物の数が異常。
●ナオキ
お店のムードメーカー。指名はほぼサブ担の飲み卓。シャンパン開けるより淡麗1ケースにしない?とか言っちゃう。初回の送りと飲み直し率が高い。優しくて面白いのでたまにガチ恋されるが、客とは付き合わないドライな一面もある。キャバ嬢大好き。
●京助
気持ち的には実質引退してるおじホス。「絶対小学生くらいの子どもいるでしょ〜w」とよくいじられる。「やっぱわかる?w」と笑って流すまでが鉄板。喋りが安定していて店側からの信頼も厚いため需要はあるが、ホストという職業に誇りは持てず惰性で続けている。
●章司
万年ヘルプくん。顔はそこそこ整ってるがなんせ話がつまらない。可愛い客に対して「かわいいね」しか言えない。常連客の席についてお酒をいただきながらヘラヘラ笑うしか脳がない。久しぶりにした枕で寝顔を撮られて晒される。
さて、今夜は誰を指名しますか?